小竹葬祭

ご家族が亡くなられて49日の忌明け後、最初に迎えるお盆のことを「初盆」(または「新盆」)と言います。

初盆を迎えられる家は、門口や玄関口に迎え提灯を飾ります。これによって精霊は迷うことなく家まで導かれると言われています。

お仏壇の前には農作物や果物、故人の好物などのお供え物をするために盆祭壇を設け、両端には盆提灯を吊り下げたり盆灯篭を置いたりと、身内親族の意向によって新しい精霊の迎え方はさまざまです。

期間中には家族親族が集まり、僧侶を迎えて読経や食事などをして供養とします。
喪家によっては親族や近所のお参りが多いからと、まるでお葬式同様の盆祭壇をご自宅に飾られることもあれば、逆に家族葬などをされた喪家では、「初盆」もまたこじんまりと済ませたいからと、小さな祭壇でシンプルに飾られることもあり。

「初盆」の迎え方は、喪家それぞれで実にさまざま・・・その風習や行事の内容は地方や宗派などによって大きく異なるようですが、先祖や亡くなられた人々があの世で苦しむことなく成仏するようにと、この世に生きる私たちが報恩感謝するための大切な風習であることに違いはありません。